今回は100切りを達成したけど90台が安定しない人、80台を目指してゴルフをしたい人がどのような練習をすればよいかというテーマでヒントになることを書いていきたいと思います。

100から90回のアベレージゴルファーの人はラウンド中にミスショットが必ず出ていると思います。

ミスをして、そこからさらにミスを誘発させてしまい上手くいっていたのに、このホールは7・8回叩いてしまったというホールがあるので、なかなか90を切れないという状況になっているのではないでしょうか。

80台のゴルフをしたいならばミスをしない本当のスイングを身に着ける必要があります。

ミスを少なくするスイングとは

それはゆったりとしたスイングリズムを作ることです。

これを言うと物凄くゆっくりスイングしてしまう人がいるのですが、ゆっくりスイングしてしまったら球は飛びません。

「ゆっくり」と「ゆったりリズム」は別物ですので勘違いをしないように注意してください。

では実際にどうしたら良いか。

アマチュアが参考にするべきゴルファーは「コリン・モリカワ選手」です。

「コリンモリカワ スイング」とキーワード検索をすればたくさん動画が出てきますので、まずはゆったりとしたテイクバックに注意しながら見てください。

モリカワ選手の動画をコマ送りで部分的に見たり、スローで見ないで下さい。大切なのはリズムです。

アマチュアはスローでプロの動きを見て、部分的に真似しがちですがモリカワ選手のスイングリズムは300ヤード近く飛ばす選手なのに、テイクバックがゆったりで切り返しから一気に加速をさせていて、本当に良いスイングをしています。

完全に同じスイングをするのは当然無理ですが、見習うべきはゆったりとしたテイクバックにあると思いますので、よく見てイメージを取り入れましょう。

コリン・モリカワ選手では速すぎてイメージが出来ないという人は女子の「古江彩佳選手」もゆったりリズムで素晴らしいスイングをしています。

自分の動画を撮ってみてスロー再生ではなく、力感やリズムよく振れているかどうかを見比べてみましょう

ミスが少ないスイングの練習方法

ゆったりリズムのスイングにする為にも手打ちを脱却して体で打つスイングに変えて行きましょう。

手打ちになってしまう人はテイクバックが早いのでトップから切り返しが上手くいかず、体の回転より先に手が出てしまうことが多いです。

体で打つ下半身リードのスイングに変えることは難しいことではありません。

ゆったりとしたテイクバックを取り、トップまでクラブが上がったら左足に体重を乗せて踏み込むだけです。

「上げたら、踏む」と覚えておけば良いだけですので簡単です。

大切なので何度も書きますが、ゆったりとテイクバックをすることが大切で、この時に踏む心構えをしながらクラブを上げることがコツかもしれません。

人によってリズムというものは違いますが「上げたら、踏む」をたくさん練習してみてください。

踏み込みが上手くなってくると飛距離が伸びます。踏めば踏むほどヘッドスピードは上がります。

特に腕力がない人は踏み込みでヘッドスピードを上げる方法をマスターしましょう。

飛距離と方向性は相反するもの

練習を重ねて踏み込みのコツがわかると飛距離の出し方がわかってくると思いますが、飛距離と方向性は相反するものでアマチュアゴルファーの練習を見ているとマン振りで方向性を出そうと必死に練習をしているのが見受けられます。

ミスが少ないスイングを作り、80台のゴルフをする為に飛距離はそこまで必要ではありません。

通常のゴルフ場バックティー6500ヤード、レギュラーティー6000ヤードです。

女子プロは220ヤード前後の飛距離で6500ヤードのコースをアンダーで回ります。

レギュラーティーならば200ヤード前後飛べば十分にアンダーで回れる程度の飛距離があるということです。

手打ちを直し、踏み込みでヘッドスピードを出すことができるようになったら、どの程度の踏み込みでミスが少ないスイングになるか研究することが打ちっ放しでは一番大切な練習となります。

ゆったりとしたスイングでフィニッシュがしっかりと取れるようになった時にはミスショットはかなり減っていると思います。

コリン・モリカワ選手のアイアンスイングを見ても、楽に振ってフィニッシュをしっかりと取っていると思いますので振り過ぎない、打ち急がないスイングを作ってみてください。

特に短いアプローチのアイアンスイングはゆったりリズムで楽に振る事、アプローチのミスは打ち急いで手が出てしまうところにあると思いますので、小さいスイングでも軽く踏み込みリズムよく打つことが重要です。

出来るようになれば十分80台でゴルフができるようになっていると思います。

動画を見てイメージして、ぜひ打ちっ放しで練習をしてみてください。