今どきドライバーは12度が良いという記事や短尺ドライバーが扱いやすいという記事を書きましたので、実際にヘッドを買ってみましたので、さらに詳しく書いていきたいと思います。

どこまで短尺化ができるのか検証をしてみる。

今回使用したのはPINGの純正シャフト173-75Xという、一つ前のモデルを長さ違いで持っていましたので、そちらで検証をすることにしました。

シャフトは45.25インチ、純正の1番ドライバーに使われている長さから、43インチ、42インチ、41インチの4本でためしてみます。

今回も使用する計測器はトラックマンです。

簡単に結果を書いていきますと、41インチと42インチの長さにするとヘッドが軽すぎてスカスカ、大げさに言うと子供用のカラーバットを振っているイメージです。

流石に使い物になりません。 飛距離はトータル215ヤード前後でした。

上記の画像は3番ウッド用43インチとシャフトにステッカーが貼ってあるものにドライバーヘッドを入れて打ったものですが、3番ウッドのヘッド体積とドライバーヘッドは大きさが違うので43.5インチ程度の長さになります。

何度も試して検証をしてみましたが、自分でシャフトを差し替えて、打てる限界は3番ウッドのシャフトまでだと思いました。

それ以上、短くするのであれば柔らかいシャフトをカットしたり、ヘッド重量を上げる工夫をしなければなりませんので工房に相談する必要があります。

長さの検証をしてみて、シャフト交換のみのドライバー短尺化は44.5インチから43.5インチ程度までが限界だということがわかりました。

飛距離性能に関して

こちらの画像が45.25インチのシャフトで打った画像です。

クラブスピードが2m/sほど変わり飛距離は約20ヤードほど変わりました。

たった2インチ(約5cm)のシャフトの長さで、これほど結果が違うということに驚きます。

何事も実際にやってみないとわからないことは多い。

短尺ドライバーのメリットについて

今まで書いた情報を見てしまうと、やっぱり短尺はダメだ飛距離が出ないしデメリットしかないと思ってしまいますが、実際にやってみないとわからないことを書きます。

43インチのシャフトを入れて思ったことは振り心地と振り方が変わります。

①しっかりと球を捕まえられる。

②ドライバーでダウンブローに打てるので、アイアンと同じような感覚で振れる。

人により身長差があると思いますが、私の場合43インチだとアイアンと同じように縦振りでしっかりと球を捕まえることができて、抜群に方向性が上がりました。

先ほどの画像にもありますがアタックアングルが-1.8度、ダウンブローで球を打っています。

スピン量やアタックアングルなど数値で見ている人は分かると思いますが、ピンとこない人もいると思います。

簡単に書きますと、低めのティーアップをして上から球を叩けて、ドライバーからアイアンまで本当に同じスイングになるということです。

飛距離も大切だと思いますが、練習していくうちにアイアンと同じように振ることができて、自分が思った方向にしっかりと球を運ぶことができるので、出玉の弾道を見ているうちに20ヤードの飛距離を捨てようと思えました。

今後は飛距離用のドライバーと3番ドライバーとでも言いましょうか、33インチ12度ドライバーの2本セッティングでラウンドをしたいと思います。

3番ウッド用のシャフトや5番ウッド用のシャフトなどがある人は是非、試してほしいです。

飛距離と方向性のどちらを重視するか。

試してみないとわからないことや、世の中に出回っている情報を鵜呑みにせず、自分に合うかどうかで答えを出していくのもゴルフの楽しみだと思います。

私は飛距離を20ヤード捨ててもアイアンと同じように打てるドライバーが気に入りました。

皆さんも12度や短尺を是非、試してみてください。